日本初スキー

日本初のスキーがサイトによって色々違うのでとりあえず箇条書き。

●1701年・大阪商人の伝兵衛が航海中に強風によって漂流し,北千島に打ち上げられ捕虜となり,ロシアでスキーを履いている。(ロシア式スキーで、現在のものと異なるらしい。)
●1808年・間宮林蔵が樺太探検をした際の報告書『北蝦夷図説』にスキーに似た雪具をつけた人の図。
●1810年・中川五郎治が捕虜となり,その時日本人として初めてロシアでスキーを履いたとされている。(こちらも現在のスキーと異なるもののようだ。)
●1854年・箱館御役所から「げろり、そりで坂すべりをする子供遊びは、危険なのでやめるように」というお触書。
●1893年・河合棟石が、明治26年頃にカムチャッカで「ストー」というアザラシの皮を張ったスキーの原型のようなものを土産にもらったと発言。(カンジキのようなもの)
●1895年・松川敏胤大尉がスキー板を満州から持参。(本当の日本人初のスキー?)
●1895年・三瓶勝美が樺太のカンジキスキーの技術を取得。後に三瓶はレルヒの講習会にも参加。
●1896年・雑誌『少國民』,(第8年8号)に「スキ」駆け(ジャンプ)が掲載。
●1902年・神戸駐在ノルウェー総領事ベーター・オッテセンが輸入したスキーを履く。また、オッテセンは日本政府にスキー板を寄贈。
●1904年・青森県の野村冶三郎がノルウェーよりスキー2台を取り寄せて試乗する。従兄・藤田新太郎に贈り共に試用したが、使用方法がわからずスケートのように凍った雪の上を滑ったが面白くないので終に使用しなかった。と述べる。丸善での購入記録も残っている。(記録に残る日本人初のスキー?)
●1906年・イギリス公使館付武官だったデルメラトクリップが、スキーを札幌月寒の歩兵隊将校に寄贈。
●1907年・永井道明がスウェーデンに留学。スキー技術を身に着けて帰国。
●1908年・札幌農学校のスイス人講師ハンス・コラーがスキーを学生たちに紹介。学生たちはスキーに興味を持ち、コラーは母国よりスキー板を取り寄せる。
●1909年・スキー板がコラーの元に届き、学生たちは、そのスキーをモデルに馬そり屋にスキーをつくらせ、構内の坂などですべる。コラーは赴任当時、スキーを滑れず、実技指導は無かったという。
●1910年・永井道明が持ち帰ってきたスキー板を山口龍輔教諭に渡し、山口はスキーを試走。
●1910年12月27日・オーストリアのクラッセルがレルヒ少佐と一緒に富士山の八合目からスキーで滑り降りる。(富士山御殿場口新五合目にはこのことから、『日本初のスキー』という碑が立っている。)
●1911年1月12日・レルヒ少佐が新潟県の高田陸軍歩兵連隊の青年将校にスキーの指導を行なう。(一般に言われている日本初のスキー。スキーの日もこの日を元に制定。)



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