釜石(かまいし)【岩手県】
登場作品…TOHOKU、20周年〜令和(2017は震災駅スタート)
(V〜JAPANはカード売り場として登場)

1999年のVで、カード売り場の役割を宮古・陸前高田から奪ったのが初登場。
その後もカード売り場として登場を続け、2008年の20周年からはついに物件駅に。

この釜石は桃鉄の物件をまとめているサイトが細かく説明している駅でもあるので、そちらも参照。



●赤字せんべい屋(2010)
元ネタ:三陸鉄道・釜石駅 【桃鉄ごはん】
URL:https://www.sanrikutetsudou.com
URL:https://santetsuya.com/item-detail/1099839

久慈から盛を結び、釜石も通る三陸鉄道。

各地のローカル線の例に漏れず、三陸鉄道は2019年時点で25期連続の赤字。
『あまちゃん』フィーバーに湧いた2013年でも赤字なのだから、かなりの苦境。

そんな中、2006年に、銚子電鉄が赤字を減らすために作った濡れ煎餅の大ヒット。
これにあやかり三陸鉄道でも作られたのが「三鉄赤字せんべい」。
ピリッと辛い、小さな煎餅で、食べて三陸鉄道を応援することができる。

さくまサンの日記に「赤字せんべい」と並び書かれている「赤字カットわかめ」は、現在は販売終了。



三陸鉄道、応援してあげたいが、この煎餅はそんなに・・・
煎餅じゃなくてビスケットだし、甘味と青海苔の味が合っていない。青海苔残しならしょっぱめのお煎餅にしてほしい。



●製鉄工場(TOHOKU、20周年〜令和)
元ネタ:日本製鉄 北日本製鉄所 釜石地区 【裏日記2008年9月27日
URL:https://www.nipponsteel.com/works/north_nippon/kamaishi/about/outline.html

釜石は近代製鉄発祥の地。
「明治日本の産業革命遺産」の一つとして、橋野鉄鉱山が世界遺産に登録されている。

その橋野鉄鉱山があるために作られたのが、
1880年に稼働を開始した、日本初の製鉄所「官営釜石製鉄所」。
現在は「日本製鉄北日本製鉄所」と経営母体も名称も代わり、さらに製鉄は行っておらず、タイヤ用のスチールコードの生産などを行っているが、
鉄の街・釜石であることに代わりはない。





●鉄の記念館(TOHOKU、20周年〜令和)
元ネタ:釜石市鉄の歴史館 【大図鑑】
URL:https://kamaishi-kankou.jp/learn/tetsunorekishikan/

こちらも鉄の街ということで、製鉄の歴史が学べる資料館。
さくまサンも2008年9月27日に来訪。



なんかめちゃくちゃ勿体ない!4階建ての3階と4階はアンモナイトに占拠されているし、展示もぐちゃぐちゃ。
例えるなら、社史と専門書と雑誌と絵本を3ページごと読んでいくような。
一番知りたい新書レベルの知識が全然ない。

おそらく、鉄に詳しい鉄を愛している人たちだけで作ったんじゃないかと。
所々に楽しい展示が混ざっているだけに、とても残念。
一人、エンタメ系の作家を入れるだけでかなりいい資料館になると思うし、なんなら自分がそれを担当したいくらい。



●橋上市場(TOHOKU、20周年)
元ネタ:駅前橋上市場サン・フィッシュ釜石 【裏日記2008年9月27日
URL:http://sunfish-kamaishi.sakura.ne.jp/

釜石のもう1つの名物が、橋の上に作られていた橋上市場(きょうじょういちば)。
駅と中心街を繋ぐ橋の上が丸々市場になっていて、否が応でも買い物をするという仕組みだった。

何故このようなことになったかというと、上記の製鉄所がどんどん拡大し、
露店を出していた土地も製鉄所の物になった時、橋の上ぐらいしか店を出す場所がなく市場になった
…という、本当かよという話がNHKで放送されている。

しかし、河川法の改正や老朽化、橋の架替えなど様々な状況が重なり、2003年に営業終了し撤去。
現在は近隣に後継施設「駅前橋上市場サン・フィッシュ釜石」があるが、こちらは普通の町中市場。





●よったんせ横丁(2010、2017)
元ネタ:呑ん兵衛横丁 【裏日記2008年9月27日

製鉄所で働いていた人たちを始め、お父さんたちの憩いの場になっていたのが、大町一丁目の「呑ん兵衛横丁」。
25軒ほどの飲み屋が長屋のように並んで営業していた。
物件名の「よったんせ横丁」はさくまサンが見つけた看板に書かれていた「よったんせ」の文字から。

「なっていた」「営業していた」と書いたのは、この「呑ん兵衛横丁」が全て2011年の津波で流されてしまったため。
一時は鈴子町で仮設店舗「釜石はまゆり飲食店街」として営業していたが、こちらも退去期限を迎え、2018年に終了。
さくまサンが入った「とんぼ」は駅前橋上市場サン・フィッシュ釜石の2階で営業しているが、他のお店はほぼ閉店してしまった。

現在は、有志が近くで「釜石漁火酒場かまりば」という新たな居酒屋街を作っている。

かつての光景を見たい人は、さくまサンの日記か
https://www.youtube.com/watch〜v=PyYvKI-9BZA&t=470s
https://www.marue.info/cn14/cn18/201803_yokochou.html
https://www.marue.info/cn14/cn18/201803_yokochou_2.html
などを参照。





●渦巻かりんとう屋(TOHOKU、20周年〜令和)
元ネタ:加藤食品工業・手巻き揚げかりんとう 【桃鉄ごはん】
URL:https://kamaishi-kankou.jp/learn/tetsunorekishikan/

岩手のかりんとうは、一般的な物も売られているが、多くは渦巻き型で、いくつかのメーカーから出されている。

『桃鉄ごはん』では、「北星館・フェザン店」が紹介されているが、これはただのお土産屋。そもそも盛岡のお店。
名前は載っていないが、写真で映されているのは、加藤食品の「手巻き揚げかりんとう」の「白」。

「手巻き揚げかりんとう」には「白」と「黒」があり、コーティングが上白糖か黒糖かの違い。
顔の半分くらいの大きさと、かりんとうにしては結構な大きさ。
ちなみに、裏日記2007年7月5日で紹介されている「虎舞かりんとう」は同じ加藤食品のものだが、この名前ではもう売られてないみたい。

「桃鉄20周年」では食品日本一の候補。



上品な甘さで、朝ごはん代わりに美味しく頂いたが、サイズがデカいので食べ始めるのに少し勇気がいる。



●釜石ラーメン屋(令和)
元ネタ:新華園 【おそらく】
URL:https://iwate-chuka.jp/merchant/360/

釜石ラーメンは、「極細縮れ麺」「琥珀色のあっさり醤油スープ」が特徴。
何故極細の麺が使われるようになったかというと、漁師町でせっかちな人が多く、すぐに出せるようになったんだとか。
でも、その割には味はさっぱりとした醤油スープ。

元ネタとした「新華園」は釜石ラーメン発祥といわれるお店。ラーメン専門店ではなく、普通の街の中華屋さんだった。



名物にしてはパンチが弱い気がする。昔ながらの中華そば。



●シャケ加工工場(TOHOKU、20周年、2010)
元ネタ:双日食料水産 【もしかしたら】
URL:https://www.sojitz-foods.com/

釜石市を流れる甲子川は鮭がよく取れる。
釜石市の隣にある大槌町(おおつちちょう)も新巻鮭発祥の地として知られる。

釜石の市街地から少し離れた場所にある「双日食料水産」は鮭フレークの有名メーカー。
ただ、釜石に工場が作られたのは2012年で、2012年までは大槌町の工場で生産をしていた。
なので、桃鉄に登場した時期には釜石に工場がなかったということになるが、
隣町であることと、釜石で一番大きい会社であることから元ネタに。





未訪問。

●海鮮漬け屋(2010〜令和)
三陸海鮮料理・中村家【桃鉄ごはん・大図鑑】
令和で食品日本一中
●生ウニ丼屋(TOHOKU、20周年〜2017)
まんぷく食堂【桃鉄ごはん】→まえ浜に変更、第135水曜休み
4月後半〜8頭



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