新発田(しばた)【新潟県】
登場作品:CHUBU

2006年のCHUBUに登場。

「新潟」の物件になっている「笹だんご屋」のモデルの1つが、新発田の「樺沢商店」だが、
このお店は既に閉店しているようで、調べて出てきた住所に行ったら駐車場になっていた。



●堀部安兵衛グッズ屋(CHUBU)
元ネタ:新発田城 【裏日記2004年5月25日
URL:https://www.city.shibata.lg.jp/shisetsu/kanko/kanko/1005061.html

『忠臣蔵』に登場する赤穂浪士四十七士の一人・堀部安兵衛。
堀部安兵衛本人は新発田城にはそこまで関係をしていないのだが、堀部安兵衛の像は新発田城の前にある。

また、裏日記でも堀部安兵衛の像見学後に新発田城の事を書いているので、
新発田城が元ネタではないかと。
また、新発田城の眼の前には堀部安兵衛グッズも売っている「安兵衛茶屋」がある。





●お麩屋(CHUBU)
元ネタ:清水園 【裏日記2004年5月25日
URL:https://hoppou-bunka.com/shimizuen/
元ネタ:宮村製麩所 【十中八九】
URL:https://www.yakifu.co.jp/

まったくお麩屋ではないのだが、さくまサンが清水園のお土産屋で麩を買ったので「清水園」が元ネタ。
このお店に麩を卸していたのは「宮村製麩所」なので、こちらも元ネタ。
ただ、清水園のお土産屋は2025年時点で無くなっていて、入場口で絵葉書程度の簡単な物が売っているのみ。

ただ、2012年に清水園内に「米蔵ココロ」というレストランがオープン。
この「米蔵ココロ」はピザやビビンパなど、普通のメニューもあるのだが、
麩メニューもあるので、今回はこちらに行ってきた。



麩カツ、麩レンチトースト、麩ティラミス食べたけど、全部微妙。
理由は自分の中で出ていて、お店が悪いんじゃなくて、メニュー。
カツ、フレンチトースト、ティラミス全て元の商品があり、それと戦っているからだと思う。
お麩オリジナルの美味しい料理って無いのかな?



●金魚台輪工房(CHUBU)
元ネタ:清水園 【裏日記2004年5月25日
URL:https://hoppou-bunka.com/shimizuen/

こちらもさくまサンが清水園で「金魚台輪」を見学したので、清水園が元ネタ。

「金魚台輪」は新発田の夏祭り「新発田祭り」で使われる山車で、祭りが始まると、子供たちが山車を曳いて街を練り歩く。
明治時代に竹細工師・矢代周平という人が作ったものが始まりだそう。



左がミニチュア、右が本物。



●モダン画家記念館(CHUBU)
元ネタ:蕗谷虹児記念館 【裏日記2004年5月25日
URL:https://www.city.shibata.lg.jp/shisetsu/kanko/kanko/1005062.html

新発田出身の蕗谷虹児(ふきやこうじ)の作品を展示した「蕗谷虹児記念館」。

蕗谷虹児は「抒情画」という言葉を考案し、戦前の少女ロマン雑誌の挿絵を多く描いた。





●新発田ナス畑(CHUBU)

実は新潟県はナス王国。作付面積は全国1位。しかし、収穫量は7位、出荷量は17位だという(2017年)
これは、新潟の人があまりにもナスが好きすぎて、出荷せず自分たちで食べてしまうことが理由だと言われている。

そして、新発田でももちろんナスが多く栽培されている。
新潟は各地に特徴的なナスがあり、新発田は「久保ナス」というものがあるのだが、これは浅漬けに使われるナス。
普通に食べたいので、普通の新発田産ナスを買った。





●オッチャホイ屋(CHUBU)
元ネタ:シンガポール食堂 【裏日記2004年5月25日
URL:https://www.city.shibata.lg.jp/shisetsu/kanko/kanko/1005062.html

「オッチャホイ」は新発田だけで食べられる東南アジア風麺料理。
平麺にもやしと卵、キャベツなどを入れ、少し辛めの味付けにする。

新発田だけと書かれているが、正確には「シンガポール食堂」だけで食べられているというのがほぼ実態に近いらしい。
このシンガポール食堂の創業者の父がシンガポールで暮らしていた時に好きだったメニュー「オッチャホイ」を日本でも食べられるようにしたのが始まり、
とされているが、現代シンガポールに「オッチャホイ」というメニューは無く、現在シンガポール食堂の創業者と父も亡くなっているので、
元の料理がどんなものだったのかは、詳しくは分からないらしい。

さくまサンは2004年にシンガポール食堂を訪れ、
「正直、うまい!文句なしに、うまい!B級グルメとしてね。 このメニューが近所にあったら、2週間に一度は通ってしまうとおもう。」と高い評価。
ただ、新発田出身の関口和之サンは知らなかった。

ちなみに、シンガポール食堂、営業時間が11時〜14時と短い!注意。



これ美味しい!もっと新潟各地のお土産屋でオッチャホイせんべいやオッチャホイふりかけが売られてて良いくらい美味い!
「近所にあったら、2週間に一度は通ってしまうとおもう。」というのは本当!
都内に出来てほしいなぁ。新発田の印象がかなり良かった要因の一つ。



●蒸気パン屋(CHUBU)
元ネタ:新潟館ネスパス 【裏日記2006年5月31日】→2023年12月25日閉館

新発田の各地で売られている「ぽっぽ焼き」は「蒸気パン」とも呼ばれている。
焼く時に蒸気孔に笛を付けて客を呼んだことからこの名前が付いたそう。もう今は鳴っていなかった。
『「蒸気パン」のほうが、雰囲気あっていいね。』とのことで「蒸気パン屋」で登場。

さくまサンは新発田取材後、新潟館ネスパスにて存在を知り、
「カステラよりももちもちした、鮎のカステラみたいな生地で、沖縄の黒糖が練り込まれた、ほんのり甘くて、おいしい食べ物だった。」とのこと。

ただ、そのさくまサンが行った「新潟館ネスパス」は2023年に閉館。
なので、農産物直売所わくわくファームの中にある「清水商店」で購入。



食感がいい。やわらかフィナンシェ。
味に関しては、なんか黒糖じゃなくてもいい気がした。





おまけ

●えだまめ大福屋
元ネタ:新柳本店 【裏日記2004年5月25日
URL:https://shinyanagihonten.com/%E5%95%86%E5%93%81%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85/%E3%81%8A%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85%E3%81%86%E3%83%BB%E5%A4%A7%E7%A6%8F/5c4a0348/

さくまサンが2004年の取材で
「う、う、うまい!これは極めつけに、うまい! ずんだ餅状の枝豆が中に入っていて、
表皮は古代米を蒸したものだという。これは、うろたえるほど、うまい。」
と書いている「えだまめ大福」。

ここまで褒められているにも関わらず、物件からは落選。

さらに、この新柳本店の「えだまめ大福」、
お店に行ったものの置いて無く、店員さんに聞いてみたら、材料がなくなってしまったため、2021年頃に辞めたらしい。
他の大福は残っているから、枝豆が無くなったんだろうけど、枝豆がなくなるなんてそんなことあるの?



しゃーないので他の商品買った。食べたかったな、えだまめ大福。





おまけ2

●清水園

さくまサンがお麩を買い、金魚台輪を見学したスポット「清水園」。
さくまサンも日記内で「京都でも、これだけの美しい庭園を見たことがない。」
「この『清水園』を見るためだけに、新発田に来てもいいと断言できるほどの美しさだ。」と書いている清水園。

自分も行ってみて素晴らしい所だと思ったので、特別に写真を。
日本庭園が美しいのはもちろんとして、この清水園を良いなと思ったのは規模感と要素の多さ。
敷地はそこまで広くないのだが、それが逆に功を奏して、無駄な所が一つもない。
さらにお屋敷、滝、竹林など、日本庭園の要素が狭い敷地内にふんだんに詰め込まれているために、一歩進むだけで違う景色を見ることができる。
新発田の印象がかなり良かった要因のもう一つ。



なんかもう前半でメロりすぎて、後半、竹林の中に1本電柱が見えるのすら風流に感じてしまうようになった。



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