津島(つしま)【愛知県】
登場作品…TOKAI

2012年のTOKAIに登場。

津島市のホームページが名産品に分かりやすくまとめてくれているのでこちらを参照。



●あかだ菓子屋(TOKAI)
●くつわ菓子屋(TOKAI)

「あかだ」と「くつわ」は違うお菓子なのだが、売っているお店も作り方もほぼ同じなので、まとめて記載。

「くつわ」は江戸時代、尾張藩主が庶民に産業文化を奨励したのが始まりで、津島神社の神事「茅ノ輪くぐり」に使われる茅ノ輪を模ったお菓子。
こちらは砂糖が入っており、甘い味付けになっている。

「あかだ」はさらに古く平安時代からのお菓子で、弘法大師が疫病退散のために作ったお菓子と言われる。
うるち米の粉に黒ごまを混ぜて揚げたお菓子で、調味料はほとんど使わないため、米そのものの味がする。
こちらは、「日本一硬いお菓子」と称されることもある。

製造販売は「総本家角政」「あかだ屋清七」「松儀商店」など。津島神社の目の前で営業している。



「総本家角政」でも買ったけど、お店のおじちゃんが面白かった&パッケージが分かりやすいので「あかだ屋清七」のものを。
左が「あかだ」。お菓子というより、忍者の非常食みたいな感じ。味付けすらほぼないストロングスタイル。
右が「くつわ」。こちらは普通の甘い米菓子。



●モロコの押し寿司屋(TOKAI)
元ネタ:末廣寿司 【おそらく】
URL:https://suehiro-sushi.com
元ネタ:朝日寿し 【もしかしたら】

モロコはホンモロコ、イシナギ、クエ、モツゴの別称として使われるが、ここでは「ホンモロコ」「モツゴ」のこと。
かつては「ホンモロコ」が多かったそうだが、環境の変化で減ってしまったため、現在は「モツゴ」が主流なんだとか。

モロコの押し寿司は、まずモロコを佃煮にして、その佃煮と酢飯を押し箱に入れて作る。
元々は家庭料理だったため、店で出されることは少なく、自分が調べても出しているお店は「末廣寿司」「朝日寿し」の2軒のみ。

押し寿司を作るのには時間がかかるため、本来は予約が必要なのだが、
観光協会に紹介された「末廣寿司」さんで残っていた佃煮を頂くことができた。
(あくまでご厚意なので読んだ方は予約の上で訪れてください。自分も次回はしっかり予約をして訪問予定)



丁寧に味付けされた佃煮はとても美味しい。佃煮の甘みと酢飯が交わったらとても美味しそう。



●津島麩屋(TOKAI)
元ネタ:糀屋 【本文参照】

「津島麩」は江戸時代に津島の商店が開発して誕生した名産品。
しかし、その道のりは順調ではなく、次第に食べる人は減り、作る人も減り、
1990年頃には津島市に残っていたお店が閉店、2005年頃には市外で作っていた食品会社も製造を中止。

このまま歴史の流れに消えていくはずだった「津島麩」だが、2020年11月に「糀屋」が津島麩を復活させた。

2012年に配信開始されたKINKIに対して、2020年に「津島麩」を売り始めた「糀屋」は時期が合わないのだが、
上記の通り、2012年には津島麩を売る店は現存しなかったはずなので、「糀屋」を元ネタとしておきます!



これ、「麩」なんだろうけど、「麩」って名前じゃない方が良いくらいの別物だった。
歯ごたえがあって食感が「ギュムッ」って感じ。
オススメの食べ方通り、お吸い物に入れて食べたのだけれど、味はほぼなく食感を楽しむだけのものだった。合ってる?



未訪問。
●なまずの蒲焼き屋
→津島には「なまずの蒲焼き」を出す店は無いらしい。(観光協会の方談)
→蟹江の旅館が出してくれるらしい(要予約)




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