●コウモリの名前の由来は蚊をよく食べるから「蚊屠り(かほふり)」
※別説は川の食物を守るから「川守り(かわもり)」
●コウモリは蚊を好んで食べるため「蚊食鳥(かくいどり)」という別名もある。
●かつては100年生きたネズミがコウモリになるという伝説があった。
●コウモリの別名は天鼠(てんそ)、飛鼠(ひそ)。
●コウモリと遺伝子的に近い動物はウマ。
●コウモリの中には馬のような顔の「ウマヅラコウモリ」という種類がいる。
●哺乳類のうち、およそ3分の1はコウモリ。
※哺乳類はおよそ4000種類でコウモリは1300種ほど。
●コウモリの羽のたたみ方はパラシュートに応用されている。
●コウモリといえば超音波のイメージがあるが、超音波を出せるのは虫や小動物を食べるコウモリのみ。果実を食べるコウモリは出せない。
●レーダーはコウモリの生態を研究した結果生まれたもの。
●コウモリは1日20時間寝る。
●コウモリがもし70キロの人間サイズだったら睾丸は6キロ。
●コウモリは洞窟の中に生息しているが、生息しているのは入口から300m以内にいる事がほとんど。洞窟の奥深くにはいない。
●コウモリ撃退にはハッカ成分入りのスプレーが有効。
●ポルトガル・コインブラ大学のジョアニナ図書館では、虫を退治するためにコウモリが大切にされている。
●グアムの伝統料理はコウモリ料理だが、乱獲によりグアムオオコウモリが絶滅してしまったため、現在は他の島から別のコウモリを輸入している。
●パラオでもコウモリ料理が食べられる。お祝いの時にはコウモリスープが食される。
●シジュウカラの好物はコウモリ。コウモリの頭蓋骨にクチバシで穴を開け、脳と内蔵をすすって残りは捨てる。
●中国ではコウモリは幸運のシンボル。「蝙蝠」 (biānfú) の音が「福が偏り来る」を意味する「偏福」 (piānfú) に通じるため。
●タバコ「ゴールデンバット」がコウモリモチーフなのは、このタバコが元々中国出荷用に開発されたもので、中国で縁起のいいコウモリが選ばれた。
●カステラ・福砂屋のマークがコウモリなのも、中国から砂糖を買っていた福砂屋が中国で縁起のいいコウモリをマークに選んだため。
●キューバでもコウモリは幸運のシンボルで、世界的ラム酒「バカルディ」のロゴマークにも採用されている。
●日本でも元々コウモリは子宝に恵まれる、めでたい動物のイメージだった。
●コウモリが不吉なイメージになったのは西洋の影響が入ってきたため。
●広島県・福山市の市のマークはコウモリをイメージしたもの。福山城の辺りが「蝙蝠山」と呼ばれていたことなどが由来となっている。
●フレンチブルドッグの特徴的な耳は、コウモリに似ているためバット・イアと呼ばれる。
●「こうもり傘」は、画家・樋畑翁輔が黒船で見た傘について書いた文章が由来。
●第二次世界大戦中、アメリカではこうもり爆弾が開発されていた。
●ランボルギーニの「ムルシエラゴ」はスペイン語で「コウモリ」。
※直接の由来は同名の伝説的な闘牛より。
●トーゴ・バタマリバ族の部屋の内部にはコウモリ用の部屋がある。
※コウモリと一緒に生活することで、マラリアの原因になる蚊や蜘蛛を防ぐ。
●鹿児島県肝属郡の鵜戸権現を祀る洞窟にすむコウモリは、不浄の者が参詣すると群がって頭を蹴るといわれている。
●大浦天主堂などに使われる「リブ・ヴォールト天井」は、こうもりが羽を広げた時の形に似ていることから「コウモリ天井」とも呼ばれる。
●明治35年の教科書では、四国の形がコウモリに例えられている。
●「鳥なき里の蝙蝠」はケニアでは「ライオンたちが行ってハイエナたちが舞う」
●ドイツ語圏では大晦日にヨハン・シュトラウス2 世の『こうもり』が上演される。
●『街の灯』は歌舞伎になったことがある。タイトルは『こうもりの安さん』。
※ボクシングのシーンは相撲に改変されている。
●ドラクエのドラキーは開発当初、蛾という設定だった。
●コウモリは狂犬病を媒介するため、コウモリの生息する洞窟に入っただけで感染した例もあるという。
●2004年、コウモリを飼っていた人から臓器提供を受けた少年が狂犬病を発症し、死亡する事例が起きている。
●2017年、オーストラリアは猛暑となり、コウモリが熱中症で2000頭以上死んでしまった。
●世界一大きいコウモリ「ジャワオオコウモリ」は羽を広げたら2mになることもある。
●反対に世界最小のコウモリ「キティブタバナコウモリ」は体長約3 cm。
●シロヘラコウモリは世界で唯一色の白いコウモリ。
●世界で唯一色の白いコウモリは大きな葉っぱの裏で家族仲良く暮らす。
●タイのライルオオコウモリは、暑くなると人間がウチワを仰ぐように、翼を扇いで暑さをしのぐ。
●ウオクイコウモリは漁をする珍しいコウモリ。
●コウモリは1300種類ほどいるが、血を吸う吸血コウモリは3種。
●3種の吸血コウモリは中南米のみにしか生息せず、日本には存在しない。
●吸血コウモリは血を吸うと空を飛べなくなるので、血を吸った後はカエルのように跳ねて巣に戻る。
●吸血コウモリは逃げる動物を襲うことはない。寝ている動物に静かに近づき血を吸う。
●吸血コウモリは血を吸うのではなく、相手の皮膚に切れ込みを入れ、滲んできた血を舐め取る。
●吸血コウモリは吸血をしながら、一緒にオシッコをする。
※水分を捨て、血液の栄養分のみを吸収するため。
●チスイコウモリは吸ってきた血を仲間にもあげる。2日血を吸えないと餓死してしまうため、仲間同士で協力をしている。
●チスイコウモリは自分に血をくれなかった奴の事を覚えていて、ソイツには血を分けないという。
※反対に血を分けてくれた仲間には恩返しをするのだという。
●ドラキュラギガスという蘭は吸血コウモリに似ているのが名前の由来。
●ドラキュラギガスは別名「モンキー・オーキッド」。猿に似ているためにこう呼ばれる。
※コウモリと猿に例えられるこの花、個人的には猿の方が似ていると思う。