北茨城(きたいばらき)【茨城県】
登場作品…KANTO、令和

2007年のKANTOに登場後、12年の時を経て令和からは全国版にも登場。

現実に「北茨城駅」は存在せず、北茨城市全体がモチーフ。
中心駅は「磯原駅」だが、物件になっているものは「大津港駅」関連のものが多い。



●思索の六角堂(令和)
元ネタ:六角堂 【令和HP】
URL:https://www.ibarakiguide.jp/db-kanko/rokkakudo.html

北茨城の五浦を訪れた岡倉天心はこの地をいたく気に入り、海沿いに「六角堂」を建て、活動の拠点とした。
さらに3年後には美術団体「日本美術院」も五浦に移し、仲の良い作家もこの地に移り住んだことで、五浦は美術の街になった。

海沿いというのは、本当に海沿いで、東日本大震災の際に六角堂は津波で消失。
翌2012年に再建された2代目が現在のもの。



海岸の崖にあるので、手すり+護岸はあるものの、風が強くて結構怖かった。
また、駅前にレンタカー無し、バス無し、レンタサイクル屋が潰れた環境で強制徒歩40分往復はホントキツかった!



●美術評論家記念館(KANTO)
元ネタ:茨城県天心記念五浦美術館 【おそらく】
URL:https://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp

上記の「六角堂」がある「茨城大学五浦美術文化研究所 」も岡倉天心の記念館ではあるものの、
別の所の方が面白かろうということで、「茨城県天心記念五浦美術館」を元ネタに。

岡倉天心の遺品はもちろん、彼に従って五浦に移住した横山大観・菱田春草などの作品も収蔵。

また、美術教育にも力を入れていて、自分が行った時には茨城県北の高校生たちの展覧会が行われていた。





●五浦温泉郷(KANTO)
●五浦温泉(令和)
元ネタ:五浦温泉 【令和HP】
URL:http://www.kitaibarakishi-kankokyokai.gr.jp/page/dir000392.html

五浦海岸にある五浦温泉。
読み方は「いづらかいがん」にある「いつうらおんせん」。

太平洋の白波が打ち寄せ、松が枝を伸ばす五浦海岸を見ながら温泉に入ることができる。

自分が訪れたのは「五浦観光ホテル」。
もう一軒民宿もあるようだが楽天で新規受付なしと書かれている上に、人影も見えなかったので実質唯一の温泉施設。
この辺りも五浦温泉郷→五浦温泉に名前が変わった理由かも。



景色も湯も良かったのだが、
寄っかかりながらお風呂に入りたい派の自分には湯船に湯の花が固まっているのが不満点。



●アンコウ鍋屋(KANTO)
●あんこう鍋屋(令和)

北茨城も「水戸」「ひたちなか」と同じくアンコウが名物。
詳しくは「水戸」で書く予定。

3回アンコウ鍋を食べるよりも別の物を食べたい&
漁協直営の食堂にアンコウ鍋は無いが、どぶ汁があったため、ここでは「どぶ汁」を紹介。

「どぶ汁」はアンコウ鍋と似た料理だが、水を使わないのが特徴。
アンコウの肝から出た油で煮て作られた漁師料理で、作るのに手間が掛かるため、観光客の提供には向いていなかった。
肝の処理の手間や水分を出す時間を簡略化するために割り下を使い、
大量に提供できるようになったのが「アンコウ鍋」だといわれている。



漁協直営の食堂で「アンコウ鍋は無い」と言われ、ショックを受けながら入ったのが隣のお店「湊めし村上」。
こちらのお店にも「アンコウ鍋」はなく、あるのは「どぶ汁」。

前日にどぶ汁が結構売れた日だったようで、このどぶ汁は具がほぼ無いから難しいと言われたのを
「それでも大丈夫です!」とお願いして出してもらったもの。本来はもっと具が多い(はず)。
アンコウの出汁がしっかりと出ていて、プリプリの身も美味しかった。



未訪問。
●童謡詩人記念館(KANTO)



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